デザインや間取りなど、自由設計だからこそこだわりたい部分が多い注文住宅。ただ、最近では家で過ごす時間の増加から『性能』を意識する人も増えてきています。
たとえば、急にテレワークが増えた人は家で働いてみて不満を感じた方もいるでしょう。
ライフスタイルに合わせて必要な性能を備えていない家では、不満やストレスを感じてしまいます。
そこで、本記事では注文住宅の性能について解説していきます。
これから和歌山市で注文住宅を建てるのにチェックすべき性能や、性能の高い家のメリット・デメリットを分かりやすく紹介しているので参考にしてみてください。
和歌山市の注文住宅でチェックすべき性能とは？
さっそく、和歌山市の注文住宅でチェックすべき性能について見ていきましょう。住宅性能は、『耐震性能』、『省エネ性能』、『断熱・気密性能』の3つに大きく分けられます。
耐震性能であれば、「耐震性が高い方が良いのは分かるけど、何を基準に見分ければいいの？」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここでは、それぞれの性能の解説に加えて、比較する基準についても紹介していきますので参考にしてみてください。
耐震性能
地震大国日本では、大切な家族を守るためにも耐震性能は欠かせません。せっかく理想の注文住宅を建てたとしても、災害によって倒壊するなんて思いはしたくありませんよね。
耐震性の主な基準としては、『耐震等級』が挙げられます。
建築基準法をクリアするレベルである耐震等級1から最高基準である3まであり、多くの会社では公式HPで明記されているのが一般的です。
耐震等級3の家であれば、震度6〜7の地震でも軽い補修程度に被害を抑えられます。耐震性能にこだわるのであれば、耐震等級3を基準に注文住宅会社を選びましょう。
省エネ性能
長期的な目線で家計を考える際にも気になるのが、『省エネ性能』。日本では年々光熱費が上がっているため、省エネは大きなコスト削減につながります。
省エネ性が高いかどうかは、『ZEH住宅』を基準にすると良いでしょう。
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語で、太陽光発電などで作る電力によって自宅で消費するエネルギーをまかなうことを意味しています。
ZEH住宅を提供している工務店やハウスメーカーは限られますが、将来的な目線で省エネ性の高い家を建てたい方にはおすすめですよ。
断熱・気密性能
四季があることから一年を通して気温差の激しい日本では、『断熱・気密性能』も暮らしやすさに直結する要素です。
夏は涼しく冬は暖かいというだけでなく、お風呂場と室内の気温差で起こるヒートショックの対策にもなります。
断熱性に関しては熱が外に逃げ出しにくいかという『Ua値』、気密性の高さは『C値』で表記されるのが一般的です。
最高水準である断熱性能等級4はUa値0.87以下、C値は0.6など数字が低いほど性能が高くなります。
性能の高い注文住宅を建てるメリット・デメリット
これまで、注文住宅の主な性能について紹介してきました。
ここまで記事を読み進められた方の中には、「性能が高い家がいいのは分かるけど、デメリットはないの？」と疑問に思う方もいるはず。
そこで、性能の高い注文住宅を建てるメリットとデメリットについて解説していきます。それぞれ、分かりやすく紹介していきますね。
性能の高い注文住宅を建てるメリット
先ほども少し触れましたが、性能の高い注文住宅を建てるメリットは主に『快適性』と『光熱費のコスト削減』です。
家で過ごす時間が長ければ、快適性は健康にもつながる大切な要素です。また、月々支払い続ける光熱費のコストを削減できるのは嬉しいですよね。
どれだけ高い性能にこだわるのかによっても変わってきますが、「注文住宅で快適な暮らしがしたい」「省エネ性の高い家がいい」という方にはメリットが多くなります。
性能の高い注文住宅を建てるデメリット
結論から言うと、性能の高い注文住宅を建てるデメリットは初期費用が増えることです。
住宅性能に力を入れているのは大手ハウスメーカーが多く、工務店であっても建築費用が高くなる傾向にあります。
できる限り予算を抑えるのであれば、広告宣伝費や人件費の負担が少ない工務店に建築を依頼するのが良いでしょう。
和歌山市で注文住宅を建てるなら、保証もチェックしよう
注文住宅の性能は、快適性や光熱費のコスト削減など、住み始めてからの生活に大きく関わります。
住み始めてからも安心して長く暮らしていくためには、保証もチェックしておきましょう。
新築には住宅の基礎や雨漏りに関する部分など、主要部分の保証が10年間義務付けられています。
なので、保証で注文住宅会社を比較するのであれば、その他の保証やアフターサービスに目を向けましょう。
その他にもシロアリの発生しやすい和歌山県では、シロアリ保証を採用しているかどうかも重要です。
以下の記事では、和歌山市で注文住宅を建てる際にチェックすべき保証について詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。
→注文住宅の保証とは？種類や和歌山市でチェックすべき保証を解説！
まとめ
今回は、注文住宅の性能について解説しました。
住宅性能は『耐震性能』、『省エネ性能』、『断熱・気密性能』の3つに大きく分けられますが、いずれも住み始めてからの快適性・安全性に関わる重要な要素です。
ただし、性能の高い注文住宅を建てるのであれば相応のコストがかかります。省エネ性など長期的な目線もふまえて、必要な住宅性能を提供する注文住宅会社を選んでみてください。
